マリンスタイル

・・・がキテるらしいです。で、ボーダーの、特にブラック&ホワイトはマストアイテムということで、絵の女の子にも着ていただきました。うーん、ボーダーかわゆす。
そういえば、横浜港が開港150周年ってことでイベントもりだくさんだから、かわいこちゃんたちは、マリンスタイルでばっちり決めてお出かけされるとよいのでは。個人的にはセーラーカラーもありだと思うんですけどね。え?ない?それじゃコスプレ?なんだ残念、すみまりーん。

ふんわ ふわわ!!!!!

tureusa2008-12-04

どーも、みなさまこんにちは。和歌山は南紀白浜アドベンチャーワールドに行ってきたtureusaです。今日もテンション高いよ!
アドベンチャーワールドといえば、陸・海・空の動物がめじろおし、遊園地も併設。高台より太平洋を望む絶好のロケーションのテーマパークであります。今回の訪問の目的は、10月に生まれたエンペラーペンギンのふっわふわ赤ちゃん*1に逢いに行くこと。ペンギン好きはもとより、だれもが目を細めたくなる愛らしさ!!

そして、この旅の最大にして最終の目的は、その赤ちゃんに間近で会えるバックヤードツアーに参加すること!バックヤードでは、赤ちゃんペンギン*2の飼育の様子や貴重な孵化シーンのビデオ観賞のほか、質問タイム*3や、ファンにはまさに垂涎の(ピー)タイムやら(ピー)タイムやらでおなかいっぱい!ちょっとお値段張りますが、貴重な経験ができてけっして高すぎということはありませんでした*4。個人的にはケープペンギンでへへなわたしですが、今回ばかりはエンペラーヒナに完全ノックアウト。もー最っ高に最っ高にかわいい時期に会えたんだもん!あーあーあーあーだめもう脳内がペンギンまみれ。ちなみに、ヒナはあっという間に大人の仲間入りをしてしまうので、ふわふわは今が見ごろなわけですが、もっとも、わたしは大人ペンギンも大好きなんですよ!!ここには、ほかにもアデリー、ヒゲ、キング、ジェンツー、イワトビ、そして、なにより愛するケープが園内随所にいるしでもう目が終始ハートでした。また、お土産コーナーにはペンギングッズがもりだくさんで、一番のおすすめは、アドベンチャーワールドでのペンギンたちの飼育記録を綴った「ペンギン大行進!!笑いと涙のペンギン子育て奮闘記」!野生ペンギンの本はいくらか読んだことがあるのですが、飼育下のペンギンの本は読んだことがなかったのでとっても勉強になりました。なにより面白い!読みやすい!かなりおすすめです。
アドベンチャーワールドは、希少動物の繁殖・保護活動に力を入れており、動物とのふれあいも豊富、とても応援している施設です。みなさんもぜひ足を運んでみてください。ちょうど、ジャイアントパンダにふたごの赤ちゃんが生まれてこちらもかなりのふわふわですぞー。
















(追記)08/12/05 ペンギン全種の写真アップしたよ(っていうか、ヒゲちっちぇえ!)

*1:飼育下での孵化・育雛に成功しているのは国内ではここだけ。

*2:エンペラーのほかに、キウイでタワシなキングと超ミニチュアジェンツーもいましたよ。

*3:性別を聞き忘れたのが心残り><。インフォにも書かれていなかったのでまだ判定してないのかなあ。

*4:あえてバックヤードの写真と詳しい内容は載せませんでしたが、どれも本当に飼育員さんに感謝感謝のメニューでした。ヒナの体調でメニューは若干変更があるようですので、どうぞご自分の目でお確かめください!!!

冬の寒さを感じたら 〜アンドリュー・ワイエス−創造への道程〜

どうも、ご無沙汰しております。冬はこたつで丸くなりたいtureusaです。あぁ寒い。どうにからならないものか。しかし!寒い寒いばかり言ってられないのですよ、なぜならここ数年で一番待ち望んでいたアンドリュー・ワイエス−創造への道程がはじまったからです。

ワイエスといえば、この日記で耳にタコができるほど、いえ、むしろ耳がタコになってしまうほど何度も賞賛*1させていただいているアメリカの画家でありますが、みなさん覚えてくれておりますでしょうか。ワイエスの絵って、春のぽかぽかした雰囲気ではないんですよ。題材としている土地柄のせいもありますけど、物悲しい秋が終わりを告げ、冬の訪れをしんと待っている感じ。冬篭りの準備のような。ね、これからの季節にぴったりの展覧会でしょう?
今回の展覧会のテーマは「創造への道程」ということで、完成した約10点のテンペラ作品*2とともに、作品の着想を得てから、デッサンを重ね、作品を仕上げていくまでの習作が並べて展示されており、総点数にして実に150の作品を見ることができるんですね。日本でもそれなりに人気の画家なんですが、今回ほどの規模の展覧会は久しぶりということもあって、首を長くして待っていた次第です。もう行かずにいられようか*3
ワイエスの絵ってとても技巧的で素晴らしいのだけれど、何が心を打つかというと、やはりその目線だと思うんですね。何をキャンパスに切り取るかという。たとえば、人物像。その人の美しさをどこに見い出すか、といったとき、それはモデルを美化するため瞳を輝かせたり、肌を滑らかにするのではなく、むしろ、出品作「ページボーイ」のように、その人物が刻んできた年月を想起させるような額の血管や目尻のシワだったり、髪一本一本の痛みであったりするわけです。あるいは、風景画であれば、何の変哲もない田舎街の風景だったり、ちょっとした日用品だったり。たとえば、ワイエスは、「農場にて」という出品作に対して、それを描こうとしたきっかけは、積み上げられた薪にさす光が非常に美しかったから、といったコメントをしているけれど、たぶん彼は、それらの織りなす造形美はもとより、光を浴びている薪ひとつひとつをただの物質として捉えるのではなく、それが山から切り出され納屋に積み上げられるまでの過程、つまり人の手が介在した時間と記憶までを肌で感じ取っているんではないかと思う。自然という抗いようのない大きな力が、育み、作り上げてきた土地と、その中で非力ながらも確実に日々を営む人間とが繰り返す生と死の輪廻のようなものが、ひとときの時間の中でしたたかに共存し、融合して風景を作り上げるという美しさ。そこにワイエスの目はいつも向かっているんではないだろうか。少なくとも私は彼の作品からそう感じとっているし、だからあんなにも心に深くじんと届いてくるんだと思う。

御年91歳になってもなお創作活動をしているワイエス。今後もあの静かな土地で創作を続けていかれることを切に願います。寒さ染み入るこの季節、みなさんもワイエスのひたむきな作品で、ひとつ、冬篭りの準備をされてみてはいかがでしょうか。

*1:ここでの興奮ぶりとか、ここでの葛藤とか、ここでの感激具合とか

*2:ドライブラッシュや水彩の完成作品もありました。

*3:でも、実はわたしっていわゆる習作には興味ないんですよ、水彩がダメってわけでは無く技法に関わらず。だってひとつの作品が完成するまでの舞台裏であってしかるべきものだと思っているからです。もちろん、好きな画家の創造過程は、たいへん興味深いし、習作であっても素晴らしい作品はたくさんあります。著名な画家であればあるほどその価値は高いことも頷けます。ただ、今回は日本での久々の大きなワイエス展ですから、どちらかというと、そういうマニアックな創作過程に焦点をあてるより、純粋に完成された作品の素晴らしさを今までワイエスを知らなかった人にも広く伝えていただきたかったというか…、少なくともわたし自身は、もっとしっかり拝見したかったのが正直なところです。

シンプル・イズ・シンプル!

気負いなく着られるシンプルなセーターが好きです。ということで絵の女の子(+けもの)に着てもらいました。ゆったり、すとーん、らくちんがやっぱり一番だねぇ。寒い日は中にいっぱい着込めるし。というか、むしろそれが一番の理由というか。
ところでセーター着たとき静電気で髪の毛がぴよぴよになりませんか。あれどうしたら収まるんですかね。うわーん。

ジーニストな娘たち


はてなハイクのおえかきカラーパレットはおいしそうな色ばかりで好き。特に青はジーンズに最適だと思うよ。ということで、3人の女の子に思い思いのジーンズを履かせてみました。うん、やっぱりジーンズのためにあるような色だ!
ジーンズ欲しいな。ジーンズ買いに行こう。そうしよう。

おそるべし画家ルオー

tureusa2008-08-05

前にも書いたけど、ルオーの黒は生と死だと思うんだ。ということで、心待ちにしていた出光美術館ルオー大回顧展に行ってまいりました!
ルオーというと、いわゆる宗教画家として有名でありまして、今回は、キリストを題材にした連作「受難」を中心*1に、かなりボリュームのある展覧会で見ごたえたっぷり。かくいうわたしは宗教に詳しくないわけだけど、でも、この人の描くキリストがものすごく好きだ。というか、この人の描く人間*2がものすごく好きだ。デフォルメされ、大胆に黒く縁どりされた輪郭と、どんよりと深く沈んだ色調で描き出された人物たちは、生きることの美しさ、おろかさ、苦しさ、そこで生まれる愛、怒り、悲しみを刻み込んでいて見飽きることがない。そして、1枚の作品に対する執拗なまでの技巧的アプローチ。版画に幾重にもほどこされた技法は、奥行きと重厚さを見事に生み出しているし、後期の油彩画に至っては1枚1枚がほぼ彫刻の粋に達するほど厚く塗り込められていてすさまじいものがある。ひとつの作品にあそこまで魂を注ぎながら人間の生き様を描写できるのは、ルオーの敬虔なカトリック信者としての信仰心とキリストへの深い崇拝があってこそ踏み入れることができた深い精神領域のなせるわざなんじゃないかなあ。特に、連作「受難」で対をなす表紙と本扉。そこにあるキリストの表情がねえ、本当にねえ、ま じ ヤ バ い 。鳥肌たつ。なんという慈しみ。侵すことのできない神聖さ。いやそりゃキリストなんだから神聖なのは当たり前なんだけど。原罪とか贖罪とか?そういうのよくわかんないけど、あの顔を見ると、たまらない気持ちになる。懺悔しなければならないような。1枚の作品でこれほどまでに時空や静寂すら内包できるものなのか。なんなんだルオー…。
本当に観るたびルオーにはやられっぱなしだ。悔しい。

*1:戦争を題材にした版画の連作「ミセレーレ(憐れみたまえ)」もすごい

*2:どこか憎めない、隣人のような親しみあるキャラクターが多い。そして、時に卑しく、時に神々しい表情にぐっとくる。サーカスを題材としたものも多く描かれているんだけど、特にピエロはとてもよい