ブラティスラヴァ世界絵本原画展。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展へ行ってきました。そこでよかったのが、以前イラストレーターのkumatakuさんもted@Blog*1内のMagazine.07/16で紹介されてらしたこの2点。

絵本 夢の江戸歌舞伎 (歴史を旅する絵本)

絵本 夢の江戸歌舞伎

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットの「岸辺のふたり」。こちらは多数の作品の中にあって異色の静けさと心にじんとくる余韻のある名作だと思いました。そしてもうひとつが、一ノ関圭さんの「夢の江戸歌舞伎」。これ、すっごく楽しいです。歌舞伎の舞台裏を詳細に書き込んだ大型絵本なんですが、何がいいって描かれている人物の顔!合計何千人にもわたる人々の顔ひとつひとつが本当に血の通った人間のようにみえるのです。ああ、江戸っていい時代だったんだなぁって思える絵本。ウォーリーをさがせ!的な要素も楽しい。初心者のための歌舞伎講座(?)も巻末に数十ページに渡ってしたためられています。