ブギ・ウギ・ムービー・ワンダ〜ランド♪

1年前から騒いでた例の映画「ハッピー フィート」!念願叶ってついに観ることができました!あーかなりキテる!すごいです。ペンギンの生態なんかもできる限り忠実に再現していたし(もちろん「何でだ!」みたいなとこもあるんですが、それをいうとフィクションの意味がないのでおいておこうか!)映像がやっぱり美しくてねぇ、迫力も十分。どうよあの質感。CGとはなんと恐ろしい技術に成長してしまったのか。ああペンギン最高!ペンギン見てるだけでもうストーリーどうでもいいし。あとタップ最高!タップ見てるだけでもうストーリーどうでもいいし。あと、音楽最高!音楽聴いてるだけでもうストーリーどうでもいいし。…なんていってると感想にならない。ということでストーリーについて書くね。ネタバレは無いはずだけど核心を突くのでこれから観るつもりで、かつちゃんと楽しみたい方は注意。ということで、以下読んじゃダメ警報発令部分(なんじゃそりゃ)は可読性落としとくね!
実は、正直観る前は、あんなただのミュージカルアニメ(ごめん)がいかに最新技術を駆使しようがアカデミー賞取れるもんかねぇ、なんて思ってたんですね、中盤くらいまでなんだか同じトーンで踊りまくってるだけって感じだし。ペンギン好きにはたまらんけど「大丈夫か、この映画…」と不安は募るばかり。ただ、観終わってみると「あーハイハイいかにもアカデミー受けしそうな…」て感じで納得しました。エンディングには賛否両論あると思うけど、なんか良くも悪くもアメリカ映画って感じ。公式サイトや予告で話の中核にいっさい触れていない(風貌からその「影」を予感させるキャラはいたのだけど)のは完全に戦略なんだろうね。ミーハーで足を運んじゃうと胸がちくちく痛いのも確か。終盤、主人公が意識朦朧としちゃう場面があるんですが、ちょっと涙出そうでした。ここ泣くとこじゃないんですが。(追記:なぜかというと、私はこの映画の真意は「ペンギンたちを生かすも殺すも結局は俺たちのご機嫌次第なんだぜアミーゴ!というどこまでもご都合主義なエイリアンに対する皮肉」なんじゃないかと直感的に捉えてしまったからだと思う。だからミーハーにペンギン好きを名乗っている身としては苦しい。そして涙が出そうになった。…んじゃないかなあ?)ということで、ストーリーを楽しむもよし、ミュージカルを単純に楽しむもよし(どっちかというとこっち)。アニメ、動物、南極、CG、洋楽、タップ、ミュージカルのどれかが好きなら見て損はないでしょう。なお、タップ好きはプリンス様のエンドロール1曲めを必ず観てから席を立つこと。ペンギンが氷上ではなく床でタップを踏みます。いい音です。セヴィアン・グローバーはマジで最高。
1.ペンギンタップのモーションキャプチャ

2.セヴィアンとマンブル夢の共演!

お後がよろしいようで。ではみなさん、ハッピーフィート!(←挨拶文に使えるなコレ)